
「現代のトークショー」
正直なところ、筆者はビデオポッドキャストなど一時の流行に過ぎないと思っていた。しかし明らかに、その考えは間違っていた。とんでもない間違いだった。Spotify(スポティファイ)によると、同プラットフォームでビデオポッドキャストを視聴したことのあるユーザーは1億7000万人を超えた。
またキュミュラス・メディア(Cumulus Media)とシグナル・ヒル・インサイツ(Signal Hill Insights)の調査によると、YouTubeはポッドキャスト視聴に「もっとも利用されている」プラットフォームとなっている。
ここから言えるのは、ポッドキャストは動画での制作が主流になりつつあるということだ。その結果、ポッドキャストパブリッシャーは、ポッドキャストを動画に変換する方法を模索する必要に迫られている。もちろん、ポッドキャスト番組のRSSフィードをYouTubeにただアップロードし、番組のサムネイルの静止画像に音声をかぶせて流すこともできる。しかし、それでは本当のビデオポッドキャストとはいえない。
「YouTubeなどでできる動画番組の一形態として、静止画像に長編のオーディオトラックを追加しただけ、というものがある。そうした番組でも視聴する人はいるが、プラットフォームに適した形態とは思えない。そこで我々は、ポッドキャストを現代のトークショーのようなものだと──少なくとも我々の対話型ポッドキャストを──考えているため、それを配信する個々のプラットフォームに適した形態とはどんなものかを考えている」と、ボックスメディア(Vox Media)のポッドキャスト担当シニアバイスプレジデント兼エグゼクティブプロデューサー、ニシャット・クルワ氏は話す。
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