
- 今年のAmazonプライムデーは、多くの消費者が参加意欲を示す一方、割引への期待は過去よりも高まり、ブランドは価格戦略の見直しを迫られている。
- 利益率重視の傾向から、割引は控えめとなり、生活必需品の買い溜めが主要な購買動機となる可能性がある。
- AmazonのAIアシスタント「ルーファス」やChatGPTなどのツールが、買い物行動に影響を与える新たな要素となっている。
今年のAmazonプライムデー(Prime Day)は、史上初めて4日間にわたって開催される。これによって、Amazonプラットフォームで販売を行っている数百万のオンライン出品者の売上の増加が見込まれている。しかし、買い物客と売り手はこれまでよりも注意深く、十分な計算をもとにイベントに臨もうとしている。
ブランドと小売業者は、この夏が不安定と予測して備えている。関税によりコストが増加し、サプライチェーンの戦略は依然として変動が激しく、これまでの数年間よりも値引きの数も頻度も減少するかもしれない。一方で消費者は、プライムデーに強い関心を見せている。しかし、消費者が買い物をする気になるかどうかは、その特売が実際にお得であるかに大きく依存している。また、ChatGPTなどの人工知能ツールや、Amazon自身のAI駆動によるショッピングアシスタントのルーファス(Rufus)などは、この夏最大の中核販売イベントのひとつであるプライムデーのあいだに人々がどのように買い物や検索をするかという点において、より大きな役割を果たすことが期待されている。
このような状況を背景に、ブランドとプラットフォームは、これまででもっとも注目を浴びていると思われる今年のプライムデーを準備しながらも、戦略をリアルタイムで再調整し、価格と在庫を再考しつづけている。Amazonは正確な日付をいまだ公開していないが、プライムデーは今年の7月中旬に開催されると思われる。
注目すべき5つの主要なトレンドを紹介しよう。
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The post 史上初の4日間開催は「割引」めぐる攻防戦に? Amazon プライムデー5大トピック appeared first on DIGIDAY[日本版].
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