
- 和佐氏は持続的・破壊的イノベーションの具体例を説明し、その上で市場変化への迅速な適応が不可欠と指摘。
- 一方でDXの目的は成長スピードを高める経営モデルの構築であり、アジャイルアプローチが迅速な改善と効率性向上を実現すると伝えた。
- また、「悲観は気分、楽観は意思」を軸に、豊富なインプットと好奇心が革新と成功の原動力と説いた。
企業を取り巻く環境は急激なデジタル化によって大きな変化を遂げている。特に、ジェネレーティブAIやデータ活用技術の進化に伴い、企業の競争力を保つには迅速かつ柔軟な意思決定が求められるようになってきた。
そんななか、DIGIDAYが11月1日に開催した「DIGIDAY BRAND LEADERS 2024」に登壇した株式会社Jukebox Dreams 代表取締役CEO 和佐高志氏(元日本コカ・コーラ 副社長、CMO)は、「イノベーションとDXの本質を理解してハイサイクル経営を実現することで、企業は市場の変化に迅速に対応し、持続的な成長を遂げることができる」と語った。
同氏はセッションで、イノベーションとは何かについて話したうえで、自身の著書である『メガヒットを連発する 殻を破る思考法』でも紹介している「コネクテッドドット」「42の便益」という考え方について説明。また、DXの本当の目的、そしてアジャイルアプローチという手法についても伝えた。
持続的イノベーションと破壊的イノベーション
まず和佐氏は、イノベーションの2つの側面として「持続的イノベーション」と「破壊的イノベーション」について解説。「イノベーションには2つの大きな方向性があり、進化としての持続的イノベーション、そして従来の枠組みを超えて新しい価値を生む破壊的イノベーションがある」と述べ、例として視力補正の進化を挙げ、こう続けた。
「眼鏡は進化の結果として、レンズが薄くなりデザインが多様化するなどの持続的イノベーションを続けてきた。しかし、コンタクトレンズやレーシックの登場は、視力補正のあり方を変えた破壊的イノベーションだ」。[続きを読む]
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