
セーブマートスーパーマーケット(Save Mart Supermarkets)、ラッキースーパーマーケット(Lucky Supermarkets)、フードマックス(FoodMaxx)などの食料品店チェーンを運営するザ・セーブマートカンパニー(The Save Mart Companies)は、自社のデジタル事業およびリテールメディア事業成長のための取り組みを強めている。
そのためにセーブマートは、食料品テックベンダーのスイフトリー(Swiftly)と提携し、リテールメディアネットワークを構築中だ。現在は、自社のデジタルプロパティに広告を掲載することでこのネットワークを活用できるよう、売り手に対して自社のプラットフォームへの門戸を開く準備が完了している。鎮痛剤のタイレノール(Tylenol)、ヨーグルトメーカーのチョバニ(Chobani)、鶏肉ブランドのフォスターファームズ(Foster Farms)などのブランドが、ザ・セーブマートカンパニーのアフィリエイトサイトやモバイルアプリで広告を掲載しはじめたと、同社は語る。さらに、同社はオンラインでのプレゼンスを拡大するため、自社のロイヤルティプログラムやデジタルクーポンプログラムの認知度向上にも力を入れている。
ザ・セーブマートカンパニーのシニアバイスプレジデント兼最高デジタル責任者を務めるタマラ・パティソン氏は、この最新のデジタルへの集中的な取り組みは、自社が過去12カ月に行ってきた投資の集大成で、「競合他社に追いつくために多くの取り組みが必要だった」と、米モダンリテールに語った。
「大規模なリテールメディアネットワークの中には、その規模の大きさゆえに、ブランドパートナーに対してそれほど緻密なパートナーシップ、クリエイティビティ、イノベーションを与えることはできないため、当社は独自に勝利できると考えている」と、同氏は述べる。「当社は、このエコシステムを確実に構築するため、社内でテクノロジーに多くの投資を行い、パートナーシップに関係する資金を投入してきた。これは、この10年間で当社の組織が行ったもっとも大きな投資だといえる」と、同氏は具体例は語らずに付け加えた。
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