
- GoogleはSearchやYouTube広告にAIを本格導入し、制作や入札、予測を自動化する新機能を発表した。
- 広告主からは、GoogleのAIツールが透明性を欠き、同社に有利に設計されている懸念が出ている。
- AI時代における主導権争いが激化するなか、GoogleとMicrosoftは“オーケストレーション層”の覇権をめざしている。
アルファベット(Alphabet)のAIに関する進展はウォール街を引き続き驚かせているが、ワシントンD.C.の規制当局は眉をひそめている。
実際に、2025年5月3週目に実施されたグーグル・マーケティング・ライブ(Google Marketing Live)における発表は、マディソン街の広告主たちに判断を保留させる要因となった。
司法省との争いや、サードパーティCookieの将来に対する懸念にもかかわらず、同週、同社の株価は上昇した。これは、Google I/Oおよびグーグル・マーケティング・ライブの発表を受けて、アルファベットの収益計画を市場が評価した結果である。
AIが広告を再定義──SearchとYouTubeに広がる新機能
グーグル・マーケティング・ライブのアップデートには、検索およびYouTubeを含む複数の領域におけるAI駆動の広告製品、および機能が含まれている(以下参照)。
これらの提供内容は、クリエイティブ制作の簡素化、ターゲティング精度の向上、予測インテリジェンスの導入に焦点を当てており、Googleの広告&コマース担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるヴィディヤ・スリニヴァサン氏は、「勘に頼らず測定可能なインパクトをもたらす」と主張している。
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The post 広告主の選択は信頼か統制か Google が広告をAIで塗り替える日 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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