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店頭スタッフが最強の インフルエンサー に? ブランドが注目する「販売員コンテンツ」の力

記事のポイント

  • エアリーは販売員が商品を紹介するTikTokシリーズで高い成果を上げている。
  • メイシーズやアルタも、販売員を起用したSNS施策にインセンティブを導入中。
  • 販売員のリアルな声と信頼感が、ブランドの共感や採用にもつながっている。

アメリカンイーグル傘下のエアリー(Aerie)のTikTokアカウント(フォロワー数29万2000人)では、店頭で撮影されたコンテンツが定期的に投稿されている。その中心にあるのが「アソシエイト・ピックス(Associate Picks)」というシリーズで、販売スタッフが最新のおすすめ商品を紹介する内容だ。

「私たちは彼女たちにマイクを渡して、最近のお気に入りを自由に話してもらっている」と語るのは、エアリーのCMOであるステイシー・マコーミック氏。「卒業パーティーに着ていきたい服や、デート、友人とのブランチにぴったりなアイテムを紹介してくれる」と説明する。

ブランド各社が販売員を活用したSNS戦略に注力

近年、こうした販売員をSNSに登場させるブランドが増えており、なかには自らのSNSアカウントでブランドコンテンツを発信するようインセンティブを与える企業もある。

「その商品について一番詳しくて、一番信頼できる言葉で語れるのは誰か」と問えば、販売員をおいてほかにないだろう。

エアリーの場合、店頭コンテンツはソーシャルメディアチームが撮影し、販売員の参加は完全に自主的だ。金銭的報酬やプレゼントといったインセンティブは設けていない。

「我々の店舗数の多さを考えると、調整するのは簡単ではない」とマコーミック氏は述べ、業務の妨げにならないよう配慮していることも明かした。それでも、アソシエイト・ピックスシリーズは、もっとも反響がよく、もっとも成果が出ているコンテンツだという。

2024年5月に開始されたこのシリーズは、現在エアリーのTikTok動画のなかでも再生数上位100本中34本を占め、累計再生数は約300万回にのぼる。なかでも2024年7月に投稿された、販売員がセットアップを試着する動画は、過去1年間でもっとも多く視聴された3位の動画となり、再生回数は76万4000回を超えている。一般的にTikTokでは3秒以内にスクロールされてしまうが、このシリーズは8秒以上視聴される傾向にあるという。

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