
- 小売大手のターゲットは売上減少を受け、経営陣交代と改革組織の設立で成長戦略を再構築中。
- テクノロジーとAIを活用し業務効率化とスピード向上を図る見通し。
- 生活者の消費意欲低下やDE&Iプログラム撤回による信頼喪失が業績に影響している。
大手小売店のターゲット(Target)の幹部たちは、前年比で売上が減少またはほぼ横ばいという期待はずれの四半期が数期続いたことを受け、成長路線に戻すため変化を起こそうとしている。
ターゲットは5月中旬に、第1四半期の決算報告とともに経営陣の交代を発表した。SECファイリングによると、クリスティーナ・ヘニントン氏が5月25日付でエグゼクティブバイスプレジデント兼最高戦略および成長責任者を辞任し、9月7日に同社を去るまで戦略アドバイザーを務めるという。また、エグゼクティブバイスプレジデント兼最高法務およびコンプライアンス責任者のエイミー・トゥ氏も退任する。
ターゲットはこの2名の解任を「理由のない非自発的解任」としている。また、COOのマイケル・フィデルケ氏が率いる「エンタープライズアクセラレーションオフィス(enterprise acceleration office)」を組織し、企業間のプロセスを単純化し、テクノロジーとデータを新たな方法で活用することで、全社的なスピードと俊敏性を向上させると発表した。
「我々は戦略的優先事項をより迅速に達成しようと尽力している。エンタープライズアクセラレーションオフィスにより経営のやり方を変え、チームが優先事項をより迅速に推進し、変化するビジネス環境に適応し続けることができる環境を整える」と、CEOのブライアン・コーネル氏は決算発表でアナリストたちに語った。「これは現在の環境のニーズを満たすだけでなく、今後数年間にわたって業績を向上させるために役立つ」。
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The post 業績不振の ターゲット 、栄光を取り戻すために舵を切る 「トレンドは以前よりもずっと速く動いている」 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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