
インフルエンサーマーケティングに変化が起きている。AIを使ってコンテンツを作成するインフルエンサーが増えているからだ。そのため、彼らと仕事をしているエージェンシーは、新しい戦略やツールを利用して、さまざまなタイプのコンテンツをバランスよく配信しようとしている。
インフルエンサーエージェンシーのビリオンダラーボーイ(Billion Dollar Boy:以下、BDB)が3月に公開したクリエイターエコノミーにおける新しいAI調査リポートによれば、マーケターの92%が、ジェネレーティブAIを全面的または部分的に使用しているクリエイターにコンテンツの制作を依頼していることが明らかになった。
リポートには、「クリエイターとインフルエンサーはどちらもこのトレンドを受け入れており、回答者の91%が少なくとも週に一度はジェネレーティブAIを使用している」と記されている。それどころか、AIで生成されたコンテンツの方が、AIを使わずに作られた従来のクリエイターコンテンツより好まれることが、消費者とクリエイターのあいだで増えていた。
消費者はAI生成コンテンツを好む傾向にある?
リポートによれば、「消費者の60%が従来のクリエイターコンテンツよりジェネレーティブAIコンテンツを好む一方、クリエイターの81%がジェネレーティブAIコンテンツの方が高い消費者エンゲージメントを獲得した」と述べている。
「消費者がAI生成コンテンツを好んでいることは驚きではない」と話すのは、AIコンテンツプラットフォームを運営するクイラー(Quiller)の創業者、マイク・ネリス氏だ。
「このテクノロジーを使うことで、クリエイターはこれまで以上にパーソナライズされた関連性の高いコンテンツを、ターゲットを絞ったオーディエンスにすばやく提供できる。AIによるこうした進化が、商品の購買意欲やキャンペーンへの参加意欲を高めるのは当然のことだ」と言う。
さらに、マーケターの70%は、ジェネレーティブAIを用いたクリエイターコンテンツのマーケティング予算を過去1年間に増やしていた。このBDBの調査は、米国と英国の合わせて4000人の消費者、1000人のコンテンツクリエイター、1000人の意思決定権を持つシニアマーケターを対象に実施されたものだ。[続きを読む]
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