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- エルメスは2024年に約2兆4900億円の収益を達成し、積極的な出店戦略で成長を加速している。
- 希少性と顧客関係を重視する戦略が成功のカギを握っているが、模造品問題やデジタル市場でのブランド価値の維持が課題。
- オートクチュールや美容品分野への事業拡大を進め、2025年には価格引き上げを予定。職人技を重視し、大規模買収は行わない方針を示している。
大手ラグジュアリーブランドのエルメス(Hermès)は、業界全体の低迷が続くなかでも確固たる地位を維持し、2024年通年で152億ユーロ(164億ドル、約2兆4900億円)の収益を記録した。固定為替レートでは15%の増加を示し、第4四半期だけで18%の急成長を遂げた。
堅調な業績と積極的な出店戦略で成長を加速するエルメス
エルメスの主力事業である革製品、ジュエリー、既製服は引き続き堅調だ。営業利益は9%増の62億ユーロ(67億ドル、約1兆200億円)に達し、純利益は46億ユーロ(50億ドル、約7600億円)に上った。
同社の収益性は30%と、ラグジュアリーブランドのなかでも最高水準を維持している。さらに、現金準備額は120億ユーロ(130億ドル、約1兆9800億円)に達し、独立した資本構造を維持する能力を強化した。
「『これは夢じゃないのか? 頬をつねってみてくれ』といいたくなることがある」と、CEOのアクセル・ドゥーマス氏は2月13日の決算発表で述べた。「2025年の収益を120億ユーロ(130億ドル、約1兆9800億円)と予測していたが、すでに150億ユーロ(164億ドル、約2兆4900億円)を達成している」。
エルメスは2024年に新店舗をプリンストン、東京、中国の無錫市に開設し、2025年にはフェニックス、ナッシュビル、深セン市に新たな拠点を設ける予定だ。[続きを読む]
The post 独占性と希少性が需要を牽引。 エルメス の独自戦略とは? appeared first on DIGIDAY[日本版].
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