TikTokの先行きが不透明なのは今に始まったことではない。
米国ではここ数年、TikTokの禁止を求める声が何度も上がっていたが、今、その声が再燃している。
TikTokクリエイターたちには大打撃
マーケターやエージェンシー幹部はこれまでと同じように嵐が過ぎ去ると予想している。しかし、禁止が現実になった場合、クリエイターへの波及効果が予想される。
TikTok禁止が現実になった場合、マーケターはTikTok専用の広告費をほかに移す可能性が高く、インスタグラムとYouTubeショートが勝者になると予想される。
そうなれば、主にTikTokにオーディエンスがいるクリエイターは難しい立場に置かれるだろう。ブランドがほかのプラットフォームにより大きなオーディエンスがいるクリエイターに乗り換えることを選択するかもしれないためだ。
インフルエンサーマーケティング会社フォール（Fohr）のCEO、ジェイムズ・ノード氏は、「私たちは今年だけで、TikTokのインフルエンサーに2000万ドル（約30億円）以上を支払う予定だ」と話す。
「そのような新興起業家、小規模ビジネスが最も大きな打撃を受けることになる。TikTokのフォロワーが多い人は一般的に、インスタグラムのフォロワーはあまり多くない。つまり、TikTokを主戦場にしているクリエイターは廃業することになる。インスタグラムでオーディエンスを構築することがいかに難しいかを考えると、政治的な駆け引きのために、数年分の仕事が消え去ることになるだろう」と言う。［続きを読む］
The post 米国で TikTok 禁止を求める声が再燃するなか、クリエイターや広告主に突きつけられた課題 appeared first on DIGIDAY［日本版］.
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