
- 縦型ショートドラマは高品質化とマーケティング活用で注目を集める新コンテンツになりつつある。
- 三井住友カードやKDDIの事例ではTikTokで大反響を得て視聴者の行動変容を促進。
- シュートドラマの成功の鍵は、共感と意外性のバランスによって視聴者を惹きつけること。
ここ数年、TikTokを中心にさまざまなプラットフォームで見かけるようになってきた新たなコンテンツがある。それが、「縦型ショートドラマ」だ。
現在は縦型ショートドラマ専門の制作会社の登場や著名な映画監督が制作に意欲を見せるなどクオリティの幅が広がっており、存在感を強めている。そうしたなか、この縦型ショートドラマのマーケティング活用も大手企業を中心に拡大しているようだ。
この新コンテンツは、マーケターの新たな武器になり得るかもしれない。Digiday Japanでは、制作した縦型ショートドラマで大きな反響を得た三井住友カードとKDDI、そして三井住友カードのSNS運用を支援しているマーケティング支援会社のFinTに話を聞いた。
再生数、コメント数ともに驚異的な伸び
まず、三井住友カードの例を振り返ってみよう。同社は、スマートフォンのタッチ決済サービスを推進することを目的に、スピーディに買い物ができることをテーマとした縦型ショートドラマを制作した。同社マーケティング本部マーケティングユニットコミュニケーションマーケティングSQの神谷亮介シニアマネージャーは、「話題化を狙う上で、当社のサービスをどのように伝えるかを考えたとき、ショートドラマの制作に行き着いた」と話す。
もともと中国で人気に火がついたこの縦型ショートドラマは、2023年後半から日本市場にも急速に浸透。FinTのアカウントコンサルタントである木戸凱勝マネージャーは「タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する若年層との親和性が極めて高い」と市場の特性を指摘する。[続きを読む]
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