
資生堂が2022年に立ち上げたフランスの美容ブランド、ウレ(Ulé)は、2月20日、2月中旬に発売された最新製品のC-ブライトセラム(C-Bright serum)にデジタル製品パスポート(以下、DPP)がつけられたことを発表した。
DPPで消費者への直接アクセスを獲得
DPPは有形商品の仮想プロフィールとして機能する。ウレのセラムについては、DPPはその成分組成から製造過程の背後にあるプロセスに至るまで詳細を明らかにし、消費者や関係者にそのライフサイクルを明確に示すものだ。同社によると、この動きは、さらに多くの情報に基づいた購入決定を推進し、環境に配慮した慣行の採用を促進する目的があるという。
また、消費者はパスポートを使って、ウレの持続可能性への取り組みやパーソナライズされたサービス、限定体験やダイレクトメッセージにアクセスしたり、製品の真正性を確認したりすることができる。
クッキーの廃止と顧客データへの新たな障壁によりコミュニケーションとターゲティングが困難になっているため、パスポートは個々の消費者への直接アクセスをブランドに提供するものとなる。
ウレは創業以来、美容製品のための垂直農法を支持している。垂直農法は、栽培に使う水と土壌の量が少なくてすむため、製品に植物を用いるブランドにとってはより良い選択肢である。ウレによると、ウレ・アヴォワール イット オール・イン&アウト ファイトゥ ニュートリティブ オイル(Ulé Avoir It All In & Out Nurturing Phyto Oil)など美容製品のなかには食べられるほど「クリーン」なものもあるという。
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The post 資生堂 がフランスの美容ブランド、ウレにデジタルパスポートを導入。その目的とメリットは? appeared first on DIGIDAY[日本版].
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