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電通 の組織再編と新CEOの挑戦: データ主導の成長戦略への移行

日本のエージェンシーホールディングスである電通には、業績の改善を求めて組織再編を重ねてきた歴史があり、そのことで有名でもある。直近の再編は、電通でのキャリアはすでに長いが電通アメリカス(dentsu Americas)の最高経営責任者(CEO)としては新任のマイケル・コマシンスキ氏の指揮下で行われた。

この再編により、電通が過去2年間、実現しそこねてきた価値がようやく開花したかに見える。成長軌道への回帰を期待した新体制は、すでに新規の顧客をもたらしている。電通は2024年の有機的売上高成長率として1%という貧弱な数字を出している。

電通アメリカスのCEOを務めていたジャッキー・ケリー氏が2023年のカンヌライオンズ終了直後に古巣のIPGに復帰し、その後任としてコマシンスキ氏が新CEOに就任して以来、電通ではどんな変化があったのか。

成長への新たな一歩
ひとつは、傘下のメディアブランドをカラ(Carat)、電通X(dentsu X)、アイプロスペクト(iProspect)の3つに整理統合し、新しいミッションを掲げ、新しいリーダーにショーン・リアドン氏を迎えて組織の再編を図った。リアドン氏はプログラマティックエージェンシーのMiQでCEOを務めていたが、1月に電通アメリカスのメディアプラクティス担当CEOに就任した。

マークル(Merkle)は電通が2016年に買収したデータ、テクノロジー、メディアを扱う組織で、オムニコム(Omnicom)の「オムニ(Omni)」プラットフォームやピュブリシス(Publicis)の「スパイン(Spine)」のような、データ運用の仕組みを構築しようという電通の先行努力の多くを支えてきたが、現在はSaaSまわりのツールやプロダクトの開発を中心に、別の用途で活用されている。
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