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8割の失敗が未来を開く、 西口一希 氏はなぜ挑戦を続けるのか?

人生は永遠ではない――。トップマーケターの西口一希氏は、25歳の時にその実現を痛感したという。

P&Gでマーケターとしてのキャリアをスタートし、企業支援や投資事業にも取り組んできた。そしていま、マーケティングの知識と知恵のデータベース構築に挑んでいる。35年にわたるキャリアのなかで数々の成功をおさめてきた一方で、西口氏は、「そのうちの8割は明らかに失敗だった」と振り返る。それでも新たな挑戦を続けるのは、限られた時間のなかで自身にできることを追求し続ける覚悟があるからだろうか。

企業の成長につながった施策や事業を切り口に、そこに秘めたマーケターの想いや思考に迫るDigiday Japanのインタビューシリーズ「LOOK INSIDE!―マーケターの思考をのぞく―」。西口氏が挑戦を続ける原動力や、若手マーケターに伝えたい思いについて話を聞いた。

DIGIDAY編集部(以下、DD):現在のように変化の激しい時代において、マーケターが挑戦を続けることは簡単ではありません。西口さんのキャリアにも、多くの挑戦や学びがあったのではないでしょうか。これまでのキャリアやそれを支える熱意の源についてお聞かせください。

西口一希(以下、西口):私がP&Gに入ったのは、神戸に本社があると知り、子どもの頃から憧れていた神戸で暮らすチャンスがあると思ったからです。そのため、マーケティングについて何も知らない状態で入社した私は、周りの優秀な同僚と比べて論理的な話もプレゼンも苦手でした。失敗を重ねながらも「なんとか追いつきたい」と必死に努力を続けるなかで、あっという間に16年の月日が過ぎていきました。

大きな気づきがあったのは25歳の時です。エクセルシートに1年ごとにやりたいことや必要なことを、収入と支出の金額も予想して70歳までの未来予想を立てたところ、たった1枚のエクセルシートのなかに厳しい現実が浮き彫りになりました。「ブランドマネージャーになれば楽な人生が待っている」と考えていた自分が、将来実現したい旅行や趣味だけでなく、結婚や子供の教育、将来の親の介護費や年金を計算すると、すべての達成は到底無理だとわかりました。このままでは夢が叶わないと気づき、人生は有限なのだと実感して、働き方への意識が変わりました。[続きを読む]

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