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「無理な拡大をしないこと」: マッドハッピー CEOペイマン・ラフ氏が語る、LA拠点ブランドの緩やかで着実な成長

アパレルブランドのマッドハッピー(Madhappy)は、幸せを中心とするカルチャーブランドを構築してきた。

2017年に創設され、当初は少数のパーカーと帽子だけを扱っていた。マッドハッピーのスタイルは、生誕の地であるロサンゼルスを反映したものだった。「ロサンゼルスという地元に強く特化した商品を数点だけ作る、といった感じだった」と、共同創設者でCEOを務めるペイマン・ラフ氏は語る。「小売にはもう将来がない、もう小売店舗を開くことはないなどと誰もが語っていた時期、我々は立ち上げの2週間後にポップアップ店舗を開設し、ほぼ草の根でブランドを育て上げた」。

ラフ氏は、米モダンリテールのポッドキャストに参加し、マッドハッピーの緩やかで着実な成長、パートナーシップへのアプローチ、そして新たにオープンした店舗について語った。

マッドハッピーは長年にわたって品揃えを拡充し、パンツやシャツなどのアパレル商品を増やしてきた。また、多くのパートナーシップを締結し、最近ではアグ(Uggs)とも契約を結んだ。この数年のあいだに、20を超えるポップアップ店舗を開設したが、その多くは2019年にLVMHから受けた180万ドル(約2億6500万円)の出資のおかげだ。

また、マッドハッピーには早くから有名ブランドの「代弁者」がいたことも助けになった。「コミュニティと、レブロン・ジェームズ氏やジェイ・ゼット氏のような有名なセレブリティだけでなく、我々のコミュニティーの中でアイドルとして見てきた人たちがブランドを代弁したいと言ってくれたのは、非常に幸運だった。そして、我々が成長を続けても、そのようなサポートが続いたことも幸運だった」と、ラフ氏は述べている。

たくさんのパートナーシップやポップアップ店舗を行ってきたものの、ブランドが学んできた重要なことは、焦点を絞り続けることだと、ラフ氏は述べる。「無理な拡大をしないというのは非常に重要なことで、今後もそれに取り組み続けていく」と、同氏は述べている。

現在の焦点は、ロサンゼルスに新しくオープンした2800平方フィート(約260平方メートル)の常設店舗だ。ラフ氏によると、全世界に実店舗を持つことは、ブランドの価値を高めるため役立った。しかし、マッドハッピーはそれらの店舗に過剰な費用が注ぎ込まれないようにも気をつけている。

「そこで、常に長期的な見方や控えめな見方を重視し、ブランドを構築するだけでなく、財務的に正当化されるだけの十分な収益を生み出すようなことを行ってきた」と同氏は話した。

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