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存在感を増す 女子スポーツ 市場。投資を強化するグループエム

WPPのメディアバイイング部門である グループエム(GroupM)が、女子スポーツへのメディア支出を2倍に増やす。同社の狙いは、ことしのアップフロント市場に向けて、女子スポーツ単独のマーケットプレイスを構築することだ。

同社は3月27日付けで、アディダス(Adidas)やアライ(Ally)、コインベース(Coinbase)、ディスカバー(Discover)、Google、マーズ(Mars)、ネイションワイド(Nationwide)、ユニリーバ(Unilever)、ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)ら大手広告主からなるリストを基に支出を行なっていく意向を発表した。

これら企業はどこも、すでに女子スポーツの広告主ではあるが、その関係を深めるための新たな方法を模索している。

成長見込みを背景に新たな投資機会を追求

デロイト(Deloitte)のリポートによると、2024年に女子スポーツの広告市場は10億ドル(約1500億円)を超える規模に成長する見込みだ。グループエムはこのリポートを引き合いに出して、上記のクライアントにとって「ファーストルック(優先交渉)」かつ「市場初」の投資機会を追求していくと述べている。

クライアントのなかには、すでに女子スポーツの熱烈なサポーター企業もある。

グループエムの今回の発表は時宜を得ているようだ。いままさに、全米大学バスケットボールトーナメント「マーチ・マッドネス(March Madness)」が終盤に差しかかっており、熱心なファンの注目は男子よりも女子に集まっていると見ている関係者もいる。

ケイトリン・クラーク選手やエンジェル・リース選手などは、たまたま試合の中継を見た視聴者にも、一部の男子選手に匹敵する強い印象を残しているようだ。

女子スポーツ市場の成長と未来

グループエム U.S.でスポーツおよびライブ投資部門のエグゼクティブディレクターを務めるマーティン・ブリック氏は、「これは、数年前から続く成長ムーブメントの証しにほかならない。我々のクライアント各社は、すでにこの市場に大きく肩入れしている」と語る。

「この市場は進化の過程にあり、女子スポーツがスポーツ界全体に占める割合は大きくなっている。自分たちのやり方で何かを生み出し、それを実行する能力に関していえば、そこにはまだ余白がある。だからこそ、いま参入することが重要なのだ」と言い添える。

こうしたクライアントのなかの1社が、デジタル金融サービス企業のアライだ。同社の最高マーケティングおよび広報責任者であるアンドレア・ブリマー氏は、自社を「女子スポーツ支援ムーブメントを確立したうちの1社」と表現する。[続きを読む]

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