
もし2024年に大乱闘スマッシュブラザーズコミュニティへの関与を考えているブランドがあるなら、トロントを拠点とするeスポーツ団体ルミノシティ・ゲーミング(Luminosity Gaming、以下ルミノシティ)を通じて実現できる可能性が高い。
ルミノシティは、ゲームメディア事業を手掛けるエンスージアスト・ゲーミング(Enthusiast Gaming)が抱える幅広いゲーミング資産の一部であり、発売以来数十年にわたり人気を博している任天堂の対戦アクションゲーム「大乱闘スマブラブラザーズ(以下、スマブラ)」の競技シーンへの、マーケターの事実上のエントリーポイントの1つとなっている。
ほかの大手ゲームパブリッシャーとは異なり、任天堂は自社ゲームの急成長しているeスポーツシーンにはほとんど関心を示していない。そのため、ルミノシティのような企業がスマブラとの結びつきを深め、関心のあるスポンサーにこのゲームの対戦競技シーンを売り込む能力を強化できる機会が生まれている。
その最新の例が4月1日のルミノシティの発表だった。ルミノシティは、全米屈指の大手スーパーマーケットブランドのクローガー(Kroger)が後援する賞金1万ドル(約152万円)のインビテーショナルトーナメントを4月20日に開催することになった。契約条件は明らかにされていない。DIGIDAYは注釈を含めたQ&A形式で、ルミノシティがスマブラシーンで台頭しつつある理由と、今回の機会をクローガーに売り込んだ方法について詳しく知るために、ルミノシティの責任者であるアレックス・ゴンザレス氏に話を聞いた。
以下は、長さと読みやすさのために会話の内容を要約、編集したものである。
任天堂が「大乱闘スマッシュブラザーズ」のeスポーツに関与しなかったことにより生じた空白について
アレックス・ゴンザレス氏:
人々は何らかの形でスマブラシーンに関与したいと思っているが、スマブラの(任天堂による)公式大会が存在しないという点では市場にギャップがある、そうだろう? 人々はトッププレイヤーたちが一堂に会するのを見たいのだ。よって、賞金総額が1万ドルの小規模なイベントを開催して人々を招待できるのはとてもクールでユニークな機会だ。将来的にはアクセスをもう少し容易にできないかと検討している。
もちろん当社は微妙な境界線を慎重に進んでいるわけだ。このイベントによって、当社がパブリッシャーか何かのように思われたくはない。[続きを読む]
The post eスポーツ冬の時代に、「 大乱闘スマッシュブラザーズ 」の草の根大会が大手ブランドの後援を獲得できた理由 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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