Amazon の広告事業における戦略とは？目下、600億ドル規模の広告収入に向け推進中

Amazonの広告事業であるAmazon Adsは2023年、売上高が470億ドル（約7兆3750億円）に迫り、1年前から24％増加した。アナリストによればAmazonのメディア収益の伸びは、いまやFacebookやGoogleを上回っているという。

イーマーケター（eMarketer）の予測では、Amazonの広告収入は2025年までに670億ドル（約10兆5135億円）を超える見込みだ。同社は5月20日に開催されたAmazon Publisher Services（APS）のサミットで、この数字に近づくべく（期待を込めた）新機能を発表した。

ニューヨークで開催された同サミットでは、2023年にベータ版が公開されたクリーンルーム製品のアップデートを含め、製品群全体にわたるいくつかの新機能が披露。また、『Signal IQ』という広告IDサービスも発表された。これは、差し迫るサードパーティCookieの廃止による測定とターゲティングのギャップを埋めるため、パブリッシャーとバイヤーを支援することを目的としている。なお、APSはTransparent Ad Marketplace（TAM）をすべてのストリーミングTVパブリッシャーに対応させた。