
ここ数年インフルエンサーがソーシャルメディアやコンテンツの分野でクライアントの代理人として活躍するようになり、カンヌライオンズでもその存在感を示している。しかし2024年のカンヌライオンズではインフルエンサーやクリエイター以外に、この重要性を増しているマーケティング形態に対応できるエージェンシーが多くの舞台や舞台裏でますます注目を集めることとなった。
実際に今回のカンヌライオンズ期間中には買収交渉が行われ、この業界に新たな統合の時代が到来することを予感させた。
メディアモンクス(Media.Monks)のエグゼクティブバイスプレジデント兼グローバルソーシャル責任者を務めるエイミー・ルカ氏は、「私はこの業界に長くいるため、何か専門性の高いものが登場すると、必ず細分化が起きることを知っている。そして今は統合の段階にあると思う」と語った。
インフルエンサーやクリエイターの台頭による業界の変化
またインフルエンサーマーケティング会社のキャプティブエイト(Captiv8)創業者兼CEOであるクリシュナ・スブラマニアン氏は、インフルエンサーやクリエイターの重要性が増していることを考えると持株会社はこれらの活動をメディアグループに組み込む可能性があると予想している。
「インフルエンサーやクリエイターは今やひとつのメディアチャネルと言えるほど突出した存在になっている」と同氏は述べ、このチャネルはいまだに持株会社のメディアエージェンシーが展開するメディアの外側に位置していることを指摘した。「もしこれがあらゆるものに組み込まれるようになった場合、社内に何かを持つこと、あるいは何らかの差別化を図ることが理にかなうことになる。エージェンシー持株会社は必要なピースを組み入れ、その価値提案を強化しようとするだろう」。
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