予算内でインパクトを与えることを目指して協力し、製品を相互プロモーションするブランドが増えている。
コラボレーションは目新しいことではない。しかし、今夏ほかのブランドと提携してプレゼントや共同ブランド製品を提供している企業によると、これは新規顧客を獲得するための比較的安価な方法なのだという。デジタル広告が難しくなりつつあるなか、新興ブランドはオーガニックマーケティングのリーチを活用するために、志を同じくするスタートアップとのコラボレーションを強化している。
現在パートナーシップを試しているブランドによれば、このようなクリエイティブ契約はほかの形式の全国的なマーケティングキャンペーンよりもはるかに早く実現できるという。さらに、共同ブランド製品やポップアップ、景品を利用すると、割り当てられたマーケティング予算を使い果たすことなく、派手なマーケティングロールアウトを作成して実行することがはるかに容易になる。
コラボレーションで広がる新たな顧客層
幼児食宅配サービスのリトルスプーン（Little Spoon）は、この夏一連の共同ブランド製品を展開するD2C企業の1社である。その取り組みは6月のオートリー（Oatly）との提携から始まり、7月にはグラーザ（Graza）のオリーブオイルを取り入れた別の製品が販売予定だ。
炭酸水ブランドのオーラボラ（Aura Bora）はここ数年レシピのコラボレーションを行っており、グラーザとノンアルコールのオリーブオイルマティーニを作成した。また、オーラボラは6月、同じくカリフォルニアを拠点とするブランドのP.F.キャンドル（P.F. Candle）と提携し、P.F.キャンドルの人気製品であるスイカチリキャンドルをイメージしたスパークリングウォーターのフレーバーを発売する。
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