今年のカンヌライオンズではリンダ・ヤッカリーノ氏が旋風を巻き起こした。
丘に立つ別荘での取材からクロワゼット通りでのセレブリティとのおしゃべり、マリーナでのヨットパーティー、X（旧Twitter）が用意したリッツ・カールトン（Ritz-Carlton）の豪華なスイートルームでの広告主への売り込みに至るまで、ヤッカリーノ氏はどこにでもいたようだ。これはXのCEOに就任したばかりの同氏が姿を見せなかった昨年とは対照的である。
フランスのコート・ダジュールでのこの賑やかな1週間は、ヤッカリーノ氏のXにおけるこれまでのまさに「総集編」だった。忙しく華やかだが、予想通りに手が込んでいる。
Xは広告主に非公開でのアプローチを図る
Xの用意したリッツ・カールトンのスイートルームはロビーの公開リストには掲載されていたが、壮大なバルコニーと絵に描いたような庭園が見える278平方メートルのその部屋への明確な案内表示はなかった。Xの代表チームは控えめな姿勢を貫いたのだ。ヤッカリーノ氏の就任1年目が業界最大の話題のひとつだったことを考えれば、それは適切な対応と言える。
参加者はロビーでヤッカリーノ氏の個人秘書（PA）と合流し、秘密のスイートルームへと案内された。 ［続きを読む］
The post リンダ・ヤッカリーノ氏が X のCEOに就任してから1年。カンヌでXはどう受け止められた？ appeared first on DIGIDAY［日本版］.
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