テイラー・スウィフト氏は、いまだにNFLに大きな利益をもたらしている。
NFLの視聴者数が過去最高を記録したシーズンのあとで、広告主はフットボールのオーディエンスがこれまでよりも広いものになったのに合わせて、その注目を集められるよう、自社のメディアへの取り組みを見直しつつある。このオーディエンス層の変化の少なくとも一部は、歌手であるスウィフト氏の影響によるものだ。
昨年のNFLシーズンに、視聴者の数は急増した。これまででもっとも視聴されたプレーオフ（視聴者数3850万人で2022年よりも9.5％増）と、チャンピオンシップサンデー（Championship Sunday）で過去最高の平均視聴者数（5610万人で11％増）を記録したとともに、ワイルドカードラウンド（Wild Card Round）（3120万人で8％増）とディビィジョナルラウンド（Divisional Round）（4000万人で7％増）の視聴者数も増加した。
重要な点として、NFLを見る若い女性の数も同時に増加した。この現象は、少なくとも部分的にはカンザスシティ・チーフス（Kansas City Chiefs）の試合にスウィフト氏が頻繁に登場したことが原因と考えられる（世情に疎い人のために説明すると、同氏はチーフスの選手であるトラビス・ケルシー氏と交際している）。
マーケットウオッチ（Marketwatch）によると、昨年のフットボールのシーズンに女性の視聴者数は12歳から17歳のグループで53％、18歳から24歳で24％、35歳以上で34％も増加した。
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