
- FacebookやInstagramなどの従来のSNSからのトラフィックが減少。BlueskyやThreadsの新興SNSも目立った成果は見られない。
- パブリッシャーにとってGoogleディスカバーはトラフィックの主要な供給源となりつつあり、特にライフスタイル系コンテンツがアルゴリズムと好相性。
- AI検索機能や生成AI(ChatGPTなど)が懸念されたが、トラフィックへの悪影響は現時点では確認されていない。
2024年、ソーシャルメディアの断片化はさらに進み、ソーシャルプラットフォームからパブリッシャーのウェブサイトに流入するトラフィックもひたすら下がり続けた。
明るい材料はと言えば、基本的にはGoogleだ。Googleディスカバーからパブリッシャーに送られるトラフィックは増加した。また、Google検索の生成AI機能はパブリッシャーのサイトへのトラフィック流入に悪影響を及ぼしていない。
パブリッシャーのデータ分析を支援するチャートビート(Chartbeat)が約3750サイトから収集したデータによると、Facebookは例外として、Instagram(インスタグラム)、Reddit(レディット)、Threads(スレッズ)を含め、ソーシャルプラットフォームからパブリッシャーのサイトに送られるトラフィックはいずれも限定的だ。
そう聞いても、おそらく誰も驚かない。なにしろ、SNSのリンクからパブリッシャーに流入するトラフィックはここ数年、右肩下がりに減少してきた。パブリッシャーはBluesky(ブルースカイ)やThreadsなどの新しいプラットフォームでオーディエンス開発を試みているが、その理由もよくわかるというものだ。パブリッシャーはコンテンツの新たな配信先を探しており、それぞれのリンク先にどれだけの流入効果が見込めるか見極めようとしている。その反面、オーディエンス開発の目標にこうした新興SNSがどれだけ貢献できるか分からないまま、限られたリソースを大胆に使うことはできない。
チャートビートのデータをもとに、2023年11月から2024年11月に3750サイトで見られた参照トラフィックの推移を以下にまとめる。続きを読む
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