
- 不動産ブローカーのリマックスは独自のリテールメディアネットワークを発表し、広告事業を展開。
- 広告主は「ターゲティング精度が高ければ挑戦する価値あり」と見なし、関心を高めている。
- 急成長するリテールメディア市場で配信元としての競合は多数。成功の鍵は価格と効果にあり。
なんでも広告ネットワークにする動きが続くなかで、新たなプレイヤーがこの分野に参入した。それは、不動産メディアだ。
グローバルな不動産ブローカー会社であるリマックス(RE/MAX)は、自社独自のコマースメディアネットワークであるリマックスメディアネットワーク(RE/MAX Media Network)をこのほど発表した。これはプログラマティックなサービスで、不動産ブランドの同社が保有しているプロパティをWebサイト、メールのニュースレター、施設内のデジタルディスプレイに渡って活用するものだ。
疑問となるのは、ジロウグループメディアマネージャー(Zillow Group Media Manager)のような多くのリテールメディアネットワーク(RMN)がすでに存在し、リマックスの新たに立ち上げられたサービスの直接的な競合となりうる状況で、メディアバイヤーは新たなリテールメディアネットワークを信用して投資するだろうかということだ。
「新しいインベントリーソースは影響が大きく、広告が乱雑にならなければ試してみる価値がある。同様のサービスが『転居者』をターゲティングするブランドにとって優れたパフォーマンスを示してきたことを考えれば、なおさらだ」と、デジタルマーケティングエージェンシーのダブリュープロモート(Wpromote)で統合メディア担当バイスプレジデントを務めるサミー・ラビン氏は述べる。ただし、「この不動産会社の広告サービスは、ターゲティング能力にかかっている」と同氏は付け加える。[続きを読む]
The post リテールメディア に参入の不動産ブローカー、専門性ステータスでマーケターの関心を集める appeared first on DIGIDAY[日本版].
Source: New feed
