
12月、資生堂(Shiseido)は新興技術およびプラットフォーム部門が担当していたメタバースとWeb3(ウェブスリー)のプロジェクトを中止したと、同社に最近採用された情報筋が伝えている。
この動きは、クレ・ド・ポー(Clé de Peau)などのブランドにおけるリーダーシップ職の廃止を含む、資生堂内の一連の戦略的変化に続くものだ。これらの調整は、11月に2024年第3四半期の業績が発表されたあと数カ月のあいだに明らかにされた。前年と比較して、資生堂の連結純売上高は8%落ち込み、営業利益は約6960万ドル(約108億円)減少した。同社は通年のコア営業利益予想を、11月に予測した4億740万ドル(約631億円)から2億5930万ドル(約402億円)に下方修正した。
資生堂のWeb3とメタバースのプロジェクトには、バーチャルビューティー体験、NFT、メタバースコラボレーションが含まれていた。2022年には分散型世界構築プラットフォームのディセントラランド(Decentraland)と提携し、2021年にはクレ・ド・ポー・ボーテ(Clé de Peau Beauté)などのブランドと結びついたデジタルコレクタブルをローンチした。
2023年には若い消費者を引きつけることをめざして、ラグジュアリースキンケアブランドのアネッサ(Anessa)のNFTコレクションをリリースした。さらに、2023年に開始された資生堂のAI with Beauty(AIとビューティーの融合)キャンペーンには、AI生成アートとビューティーを組み合わせたNFTが含まれていた。2022年には資生堂傘下のナーズ(NARS)がNFTのトレンドに参入し、限定版の製品や体験に独占的にアクセスできるNFTがリリースされた。
資生堂と連絡が取れなかったため、影響を受ける従業員の数や職種を確認することはできなかった。[続きを読む]
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