記事のポイント
- デジタル化やAIの台頭により、メディア業界は収益源の模索や信頼性の確保といった課題に直面している。
- インターネットの普及で「1対多数」モデルからインタラクティブな情報提供が主流となり、個々のバイアスに合う情報が選ばれやすくなったと、ノーマン・パールスタイン氏は考察する。
- また、信頼性の高い情報提供とエンターテインメント性のバランスが求められるなか、人々は自身の利害に直結するコンテンツにのみお金を払う傾向が強いと強調した。
メディア業界を取り囲む状況が不透明感を増している。収益源の模索や、AIの台頭、信頼性の問題など、多くの課題が存在する。誰でも情報発信が可能となり、人々が自身の持つバイアスに合う情報だけを信じようとする傾向も高まっている。
こうした現状を、「エキサイティングだが、難しい時代だ」と語るのが、数々の世界的なメディアでトップエディターとして働いた経歴を持つノーマン・パールスタインだ。
ウォール・ストリート・ジャーナル、タイム・ワーナー、ブルームバーグ、ロサンゼルス・タイムズなど、アメリカの大手メディア企業で重要ポストを歴任してきたパールスタイン氏。インターネットの黎明期に立ち会い、WEBメディアの発展に貢献した彼のキャリアは、紙メディアからデジタル・メディアへの変革期と重なる。ジャーナリズムとメディア・ビジネスに関する幅広い知見を持つ同氏が、50年以上のキャリアを振りかえりつつ、業界の課題と展望についてDigiday Japanに語ってくれた。［続きを読む］
The post 【独占インタビュー】 AI が台頭する今、ノーマン・パールスタイン氏はメディアコンテンツをどのように捉えているか？ appeared first on DIGIDAY［日本版］.
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