
- ベストバイは2025年半ばにサードパーティマーケットプレイスを開始予定で広告強化を狙う。
- カナダでの成功例を活用し、返品対応や新商品の強化で品揃えと差別化を図る模様。
- 広告事業では人材投資や新領域展開を通じ、非家電カテゴリの成長も進めている。
3月初め、トランプ大統領が発動したカナダ・中国・メキシコへの関税が、米大手家電量販店ベストバイ(Best Buy)の投資家との第4四半期決算説明会で熱い話題となった。しかし、そこで議論されたもうひとつ別のイニシアチブが、この小売業者の利益に及ぼす影響を多少なりとも和らげる可能性がある。
その決算説明会では、ベストバイのCEOであるコリー・バリー氏が、eコマース戦略の大きな変更点として、以前に発表していたサードパーティマーケットプレイスを今年半ばにも開始する計画であると明らかにした。Amazonやウォルマート(Walmart)の収益性の高い広告とeコマースのフライホイールには、外部のセラーが重要な役割を果たしている。セラーが増えればトラフィックも増え、広告の機会も増える。
さらに、サードパーティのセラーが新たな広告機会を生み出すため、バリー氏は「2026年度が広告ビジネスにとってきわめて重要な年になると考えている」と述べた。
「(家電業界で)信頼されるリーダーとして、当社は差別化されたデジタルマーケットプレイスプラットフォームを構築する上で自らのポジショニングと資産を活用する機会があると考えている」と同氏は言い、こう続けた。「これにより、在庫を所有することなく、より豊富な品揃えと新たなカテゴリーへのアクセスを顧客に提供できるようになる。さらにセラーと広告主は、当社の良質なトラフィックを活用してリーチを拡大し、ブランドを構築するためのさらなる手段を手にするだろう」。[続きを読む]
The post 米国の大手家電量販店、 Amazon のeコマース戦術を参考にサードパーティマーケットプレイスを開始予定 appeared first on DIGIDAY[日本版].
Source: New feed
