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美容品小売大手のアルタビューティー、Amazonに対抗し独自の サードパーティマーケットプレイス 立ち上げへ

記事のポイント

  • 美容品小売大手のアルタビューティーは競争激化に対応するため、2025年秋に専門特化のマーケットプレイスを開設予定。
  • アルタのマーケットプレイスの商品群は招待制で、美容・ウェルネス分野に特化した商品を提供する。
  • Amazonとの競争に挑むなか、マーケットプレイスの差別化とすでに関係値のあるブランドとの関係維持が課題に。

米国最大の実店舗型美容品小売であるアルタビューティー(Ulta Beauty)は、失った市場シェアを取り戻すためにサードパーティマーケットプレイスを立ち上げようとしている。

1月に就任したケシア・スティールマンCEOは、このほど行われた決算発表の場で、新しいマーケットプレイスを投資家に向けて発表した。これは、「Ulta Beauty unleashed(アルタビューティーを解き放つ)」と名付けられたより広範な成長戦略の一環だ。この計画の目的は、小売業界の競争が激化するなか、アルタが難局を乗り越えられるようにすることにある。

同社はサードパーティマーケットプレイスを通じてより多様な製品を提供予定。それによって、Amazon、セフォラ(Sephora)、TikTokショップ(TikTok Shop)に流れてしまうかもしれない顧客を繋ぎ止めることができると考えている。アルタのマーケットプレイスは2025年秋にオープンする予定だ。

専門特化したサードマーケットプレイス

アルタがオンラインマーケットプレイスを立ち上げる背景には、ライバルとの競争がこれまで以上に激化している現状がある。同社はLVMH傘下のセフォラのようなほかの専門小売店だけでなく、この1年ほどのあいだに美容品やパーソナルケア商品の品揃えを大幅に強化しているウォルマート(Walmart)やAmazonのような大手企業とも競合している。また、2023年秋に米国に登場して以来、美容とスキンケアのトッププラットフォームとして台頭しているTikTokショップのような新興企業との競争にもさらされている。

「美容業界の競争環境はかつてないほど熾烈になっている」とスティールマン氏は決算発表で述べた。「2024年、はじめて当社は美容分野で市場シェアを失った」。[続きを読む]

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