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マリメッコ 、75周年に向けた進化——デジタル強化と次世代顧客獲得の戦略とは?

記事のポイント

  • マリメッコが創業75周年を前に、伝統を守りつつデジタル戦略と商品拡充で進化中。
  • 新たに導入したコンポーザブルコマースとAI活用でECを強化している。
  • 若年層との接点を拡大するため、ポップアップやアーティストとのコラボレーションを推進。

フィンランドのデザインブランド「マリメッコ」は、創業から75年を迎えるにあたり、大胆な花柄やストライプ、印象的なプリントといったブランドの核となる美学を大切にし続けている。同時に、デジタル分野を中心に、ブランドの成長を目指して新しい取り組みも始めている、とCEOのティーナ・アラフタ・カスコ氏がModern Retailに語った。

たとえば最近、マリメッコはWebサイトをコンポーザブル・プラットフォームに刷新した。これにより、新たな市場への参入や多言語対応がよりスムーズになったという。また、2024年末には初のデニムコレクション「Maridenim(マリデニム)」を発表し、既製服の品揃えを拡充した。

同時に、AIの活用を強化し、ファッションショーやポップアップなどの体験型マーケティングを通じて、Z世代をはじめとする若年層との接点を増やしている

「我々は70年以上の歴史を持ち、強いロイヤルファンを有するヘリテージブランドであることを誇りに思っている」とアラフタ・カスコ氏は語る。「同時に、ブランドの持続性を確保し、次世代の顧客にマリメッコを紹介していくことが重要だ」。

デジタル強化とグローバル拡大

マリメッコ(フィンランド語で「マリアのドレス」を意味する)は1951年にプリントドレスブランドとして創業した。その後、インテリアやアクセサリー分野にも進出し、ジャクリーン・ケネディやジョージア・オキーフらを顧客に持つ国際的なファンを獲得した。現在では、オンラインやノードストロームなどの卸売チャネルを含む多様なルートで販売されており、全世界に約170の店舗を展開している。特にアジア太平洋地域に多く、2025年中に10〜15店舗の新規出店を予定しており、パリには初の旗艦店を開業する見込みだ。[続きを読む]

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