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「今や個性的なブランドになった」ー売上低迷で テスラ のイメージが悪くなってきている理由

記事のポイント

  • テスラはイーロン・マスク氏と密接に結びつき、彼の言動がブランド評価に大きく影響している。
  • 業績悪化や世論調査から、テスラへの関心や好感度が低下している兆しが見られる。
  • 専門家は、ブランド再建にはマーケティング戦略の見直しとマスク氏との関係性の再評価が必要と指摘する。

著名人と密接に結びついたブランドは扱いが難しい。著名人の行動によって世間の評価が変化すれば、それが好意的であれ否定的であれ、その人物と関係するブランドの印象も連動して変わる傾向がある。テスラはその典型例である。イーロン・マスク氏がドナルド・トランプ大統領の政権に関与していることで、彼の評価が二極化し、それに伴ってテスラブランドへの影響も広がっている。

4月2日に発表されたテスラの2025年第1四半期の業績によれば、納車台数は前年同期比で13%減少し、約33万7000台となった。前年同期は約38万7000台だった。同じ週の初めには、テスラの株価が「2022年以来最悪の四半期パフォーマンス」と報じられたが、マスクが政府の役職を離れる可能性が報じられたことを受けて、株価は一部回復している

そうは言っても、ブランドに対する消費者の印象は悪化している兆候がある。調査会社モーニング・コンサルトによると、4月上旬の時点でテスラの購入を検討している米国成人は15%であり、3月24日〜30日の週の20%から低下している。また、「テスラに関して主にネガティブな内容を見聞きした」と回答した割合は、1月初旬の25%から現在は42%にまで増加している。

揺らぐテスラのブランド力

一方、スプラウト・ソーシャル(Sprout Social)は3月18日から4月2日にかけて、X(旧Twitter)、レディット(Reddit)、YouTubeにおける「テスラ」および「DOGE(政府効率化局)」に関する投稿の感情分析を行った。その結果、投稿のうち61%がネガティブ、19%が中立、20%がポジティブであった。

ブランドの専門家によれば、テスラの問題点はブランドそのものがマスク氏と深く結びついており、消費者の評価がマスク氏に対する感情に強く影響されていることである。加えて、テスラは従来からマーケティングや広告に消極的であり、その影響も少なくない(2024年には数カ月間マーケティングチームが存在したが、既に廃止されている)。[続きを読む]

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