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フランス発SSP「 エクアティブ 」が日本市場に参入。CEOに聞く、日本のデジタル広告市場が抱える課題

記事のポイント

  • フランス発のSSP、エクアティブが日本法人を設立し、プレミアムパブリッシャー向けのキュレーションサービスを展開開始。
  • キュレーションサービス「Maestro」は、広告主とパブリッシャーを直接つなぎ、不透明な仲介コストの排除を実現する。
  • 日本のデジタル広告市場の構造的課題に対応し、信頼性あるオープンウェブ拡大を目指す。

SSP事業やキュレーションサービスなどを提供するフランス発のアドテク企業、エクアティブ(Equative)は、2月上旬に日本市場に参入し、エクアティブ・ジャパン(Equative Japan)を設立した。

同社は現在、世界トップクラスのSSPへと成長し、19カ国、約500社の企業にサービスが導入されており、デジタル広告売買取引における高い透明性、コスト削減、ブランドセーフティといった業界課題の解決もめざしている。

Digiday Japanでは、同社のアルノー・クルピュCEO(写真左)と、日本法人のゼネラルマネージャーであるフィリップ・タベット氏に、日本市場の動向や課題、そして今後の展開について聞いた。

◆ ◆ ◆

日本で展開するのはプレミアムなパブリッシャーだけのキュレーション

――エクアティブについて、そして日本の広告市場に参入した背景を教えてください。

クルピュCEO:我々は元々、欧州の大手出版社アクセル・シュプリンガーの内部で立ち上がった組織であり、その後アドサーバーとして進化した。当時はテクノロジープラットフォームとしての機能を強化し、ヨーロッパおよびアメリカ市場での事業拡大に注力していた。

大きな変革となったのは5年前、つまり2020年にデジタル広告売買を最適化するキュレーションプラットフォームを立ち上げたことだ。広告配信の各プロセスを統合し、一貫した管理を可能にする「垂直統合型」の仕組みを構築したことで、広告主とパブリッシャーが直面していた従来のプログラマティック広告における課題――たとえば、コストの最適化、不透明な取引プロセスの解消、データの効率的な活用――を解決する革新的な技術を提供できるようになったのだ。

タベット氏:キュレーション型のSSPに特化することで進化を遂げ、業界のパイオニアとして革新的な取り組みを続けてきた。そして現在、キュレーションはグローバルで重要なテーマとなっており、日本市場への参入は今が最適なタイミングではないかと判断した。[続きを読む]

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