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Apple が広告領域で本格始動 「Apple Ads」への転換で見せる成長戦略とは

記事のポイント

  • 「Apple Ads」へのリブランディングや指標追加などを通じ、広告分野での主導権拡大を狙っている。
  • トランプ氏の関税政策により、ハードウェア依存から広告など高利幅ビジネスへの転換を加速している。
  • 2026年にはApplleの広告収益が1兆1600億円超と予測され、全体の市場シェアは2.1%に留まるが成長は続く。

Appleは何年にもわたり、広告において傍観者の立場をとってきた。すなわち資金と能力を持ちながらおおむね無関心という態度だ。Appleはリーチ、ハードウェア、データ、そして閉ループのエコシステムを保有しており、欠けているのは必要性だけだった。

この状況は、いまになって変わりつつある。

Appleが自社の検索広告ビジネスのブランドを、より積極的な「Apple Ads」へと静かに変更したことは、語義における小さなアップデートのように見えるかもしれないが、プラットフォームのパワープレイにおいて、意図もなく言葉が置き換えられることはほとんどない。この動きは、Appleがプライバシーポリシーにより形を整えた広告テックのエコシステムから使用料を徴収するだけでは飽き足らなくなったことを示唆する。Appleはより多くの部分を支配するのを望んでいるということだ。

「Apple Search AdsがApple Adsにリブランドされたのは単に見かけの変更だという可能性もある」と、独立アナリストおよび投資家であるエリック・スーファート氏は述べる。「しかし、トランプ氏が課そうとしている関税を考えれば、Appleによる広告への新たな注力は避けられないように思われる」。

タイミングは重要だ。Appleは何年にもわたって自社の防御を構築し、独自のチップを設計して、サプライチェーンを見直してきたが、中国からの輸入に対する関税は、特にトランプ氏が選挙戦に戻ってきた状況において、さらに不確定性を呼び起こしている。一部の商品はその影響を逃れたが、そうでない商品もある。そして、ハードウェアの利ざやは元から小さいため、Appleは純益を守るため新しい方法を必要としている。

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