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「ストリートウェアから離れる」  ルイーザヴィアローマ が掲げる真のラグジュアリーへの回帰とは

記事のポイント

  • ルイーザヴィアローマはストリートウェアから距離を置き、「静かで繊細なラグジュアリー」へと舵を切っている。
  • ニューヨーク出店はブランドの信頼性向上と米国市場への本格展開を狙った戦略的判断であり、実店舗とデジタルの相互強化を図っている。
  • VIP顧客に対しても過剰な特別扱いを避け、長期的な関係構築と「魔法のような体験」を重視する姿勢を打ち出している。

イタリアのラグジュアリーリテーラー、ルイーザヴィアローマ(LuisaViaRoma)がニューヨーク市に新たにオープンした旗艦店には、ドレスやイブニングウェアなどが豊富にそろっている。ただし、ひとつだけ扱っていないアイテムがある。それがストリートウェアだ。

副CEOのブラッドリー・カルボーン氏は、かつてコンプレックス(Complex)やアディダス(Adidas)でストリートウェアに携わっていた経歴を持つが、ルイーザヴィアローマは過去10年にわたって続いたロゴ重視のトレンドとは一線を画し、より上品で静か、そして繊細なラグジュアリーへと意識的に方向転換している。

4月17日の夜、Glossy+は同店でエグゼクティブラウンドテーブルを開催。米Glossy編集長のジル・マノフ氏との対談で、カルボーン氏は自身が描くラグジュアリーの未来と、ルイーザヴィアローマがその変化にどのように応えているかについて語った。

以下は、その対談内容をわかりやすく編集したハイライトである。

ストリートウェアからの脱却

カルボーン氏:「カニエ・ウェストがストリートウェアの流れをラグジュアリー領域に持ち込み、それを一気に加速させた。彼はファレルとともにルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)への道を切り開き、2022年頃まではラグジュアリーとストリートウェアが融合した時代が続いたと考えている。

現在、我々の立ち位置はより純粋なラグジュアリーに近い。伝統ある大手ファッションメゾンや構造や生地の質にこだわる新興ブランドに注目している。

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