
- アメリカンイーグルは独自のアフィリエイトコミュニティを立ち上げ、Z世代との直接的な関係構築を狙う。
- 口出ししない方針で、クリエイターの自由な発信を尊重し、量より質を重視している。
- アフィリエイトはフルファネル戦略の中核と位置づけられ、TikTokリスクにも柔軟に対応する姿勢を示す。
アメリカンイーグル(American Eagle)にとって大きな一歩だ。同デニムブランドは、売り上げを促進し、ブランドファンとのつながりを構築するために、独自のアフィリエイトプログラムを開発した。
アメリカンイーグルは先ごろ、ベテランインフルエンサーから新人クリエイターまで、誰もが参加できるアフィリエイトコミュニティを設立した。3月に同プログラムをソフトローンチし、今夏から秋の新学期シーズンにかけて、より積極的なマーケティングを展開する予定だと、同社でCMOを務めるクレイグ・ブロマーズ氏は米モダンリテールに語った。
コミュニティメンバーは、ソーシャルメディアでアメリカンイーグルを宣伝する代わりに、同ブランドの最新コレクションへの先行アクセス、限定割引、商品の販売手数料(コミッション)など、さまざまな特典を受けられる。クリエイターは、好きなアメリカンイーグルの商品を集めた専用のデジタルストアを作成することもでき、買い物客はそれらを閲覧して購入できる。このプログラムは「Live Your Life(自分の人生を生きる)」アフィリエイトコミュニティと名付けられ、アメリカンイーグルの最新マーケティングキャンペーンと連動している。
Z世代との接点強化へ
アメリカンイーグルはこれまでにも、LTKやショップマイ(ShopMy)などのアフィリエイトネットワークと提携している。これらの提携は「非常に成功」しているとブロマーズ氏は述べ、今後もほかのプラットフォームと引き続き協力していくとしている。しかし今回の「Live Your Life」プログラムは、ブロマーズ氏が「リテールにおいて不確実な時代」と先に評した状況のなかで、顧客とのより深いつながりの構築を目指し、同ブランドが独自に運営する初めてのアフィリエイトコミュニティとなる。
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The post アメリカンイーグル 、「口出ししない」戦略で関係深化を狙う Z世代に向け独自アフィリエイトを始動 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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