
- パトリック・タ・ビューティーは初の対面ポップアップをロサンゼルスで開催し、週末には約2000人が来場し成功を収めた。
- 商品販売は行わず、無料サンプルや体験を通じてブランド世界観を伝える設計に徹した。
- イベント後、セフォラでの売上が28%増加し、D2C訪問も49%増と間接的に販売効果を生んだ。
パトリック・タ・ビューティー、初の対面型ポップアップイベントを開催し成功を収める
美容とウェルネス業界ではポップアップイベントが数多く開催されているが、パトリック・タ・ビューティー(Patrick Ta Beauty)の初の対面型ポップアップイベントで見られたような反響は稀である。
ロサンゼルスで行われたこの2日間の消費者向けイベントに参加するため、ブランドのファンは前夜から列に並び、最長で17時間も待機した人もいた。
「このような事態は誰も予想していなかった」と、パトリック・タ・ビューティーのマーケティング シニアバイスプレジデントであるジャクリーン・バレット氏はGlossyに語った。「情熱的で活気のあるコミュニティがあり、これまでブランドやその背後にいる人々と直接会えるようなリアルのポップアップを開催したことはなかった」。
バレット氏のチームは、初日のイベント開始90分前の午前8時30分に列の受付を締め切らざるを得なかった。一時は入場待ちの列が1.5マイル(約2.4キロ)以上に達したという。バレット氏によれば、シカゴやメキシコなどからロサンゼルスまでイベントのために飛行機で来たファンもおり、ある参加者は会場でプロポーズまで行ったという。
しかし、このイベントは華やかな宣伝以外に、売上にも大きく貢献した。実際にポップアップでの販売は行われなかったが、初日にはセフォラ(Sephora)での売上が28%増加し、D2C(自社ECサイト)への訪問も49%増加した。
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The post 「あえて売らない」 リアルでのブランド体験がセフォラや D2C 売上増加に寄与 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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