
- 集英社の雑誌「LEE」は、雑誌・Web・ECを連携し、多様な接点で読者と深くつながっている。
- LEEがまとめた「LEE ミレニアル世代 暮らし白書」では、ミレニアル世代の実態を調査し、暮らし・美容・お金の関心や傾向を可視化した。
- 同誌は、読者インサイトを起点に商品開発から販促・販売まで支援できる体制を整備している。
SNSの発展や消費者ニーズの細分化などから、出版社各社は、動画を含めたデジタルコンテンツやECチャネルを強化するなど、新たな顧客接点の構築を加速させている。2026年に創業100年を迎える集英社は雑誌とウェブメディア、ECを有機的に連携させることで顧客の囲い込みを図っている。
第18回「集英社メディアソリューションフォーラムセレクト」では「LEE ミレニアル世代 暮らし白書」をテーマに、雑誌「LEE」の喜多佳子編集長、デジタルメディア「LEE web」編集長の田中祥子氏、公式通販サイト「LEEマルシェ」室長の本田亜矢氏、白書の作成に協力したボストン コンサルティング グループの松矢順一氏が登壇。
ウェビナー形式で、アンケート調査から明らかになったミレニアル世代のインサイトや情報接点、購買行動を分析するとともに、出版社および「LEE」が持つ知見と強みを生かしたマーケティングソリューションを紹介した。本記事では、そのウェビナーの要点を振り返りながら、「LEE」が備えるメディア力と、マーケティング支援の取り組みや可能性を掘り下げる。
※調査はWebアンケート形式で2025年1月8日~14日に実施。LEE読者でメールマガジン登録者から1192人、一般生活者から1200人の合計2392人から回答を得た。
トータルリーチは765万人、読者組織「LEE100人隊」の存在感
ウェビナー第1部では、「LEE」ブランドの概要を紹介。1983年創刊の同誌は、雑誌・Web・公式通販サイトが互いに連携しながら多彩なタッチポイントを築いて成長を続けている。雑誌、ウェブ、SNSなどのトータルリーチは765万に上り、読者組織の「LEE100人隊」には現在139名が所属。その熱量の高い発信力はクライアントからも高く評価されているという。
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The post 集英社「 LEE 」の三位一体メディア戦略 編集力とコミュニティが生むビジネス創出力 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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