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RMN の次はFMN?  ペイパル が「購買データ」で広告事業を本格始動

記事のポイント

  • ペイパルは「トランザクショングラフ」で、ベンモやハニーの取引データを活用し、広告主に高精度なユーザーセグメントを提供。
  • 消費者4億人・加盟店3000万の取引を横断分析し、広告効果の測定やシェア拡大支援も可能にしている。
  • RMNやFMNの注目度がカンヌライオンズでも高まるなか、信頼性の高い取引データを軸にペイパルは展開を加速している。

RMNの業績が好調で、広告業界随一の好材料とみなされていることは、もはや周知の事実だ。そうしたなか、チェイス(Chase)やレボリュート(Revolut)といった金融機関も、メディア事業への参入を急いでいる。

米オンライン決済大手のペイパル(PayPal)は、2024年10月に広告販売を開始した。現在は、オンサイト広告とオフサイト広告に対応する新ツール「トランザクショングラフ(Transaction Graph)」の正式公開に備えている。

このツールは、世界的な決済サービスのペイパルに加え、クーポンとキャッシュバックサービスのハニー(Honey)、個人間送金アプリのベンモ(Venmo)から取得する購入履歴をもとに、ユーザーをセグメント化するという。

ペイパルの強みは「取引データ」とスケールの大きさ

ペイパルはこのツールの特徴として、加盟店3000万店と世界中の消費者4億人から得られるデータを活用できる点、さらに世界の商取引の約25%をカバーしている点を挙げている。

ペイパル広告(PayPal Ads)のシニア・バイス・プレジデントを務めるマーク・グリーザー氏は米DIGIDAYの取材に対し、「我々は競合他社よりも、消費者の購入履歴や行動について深く理解している。何を買うか、いつ買うか、どこで買うか、あるいは最初に何を買うか、といった情報だ」と語った。

「広告主の観点からすれば、ペイパルは単一の小売企業よりも多くの質問に答えることができる」とも述べている。

ペイパルは現在、世界200の市場で事業を展開している。そのアピールポイントは、各サービスを通じて得た多様な消費者に対する深い理解にある。

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