
記事のポイント
- アイハートメディアは、AIで翻訳したポッドキャストを6言語で配信し、ホストの声とトーンを再現している。
- 同社は翻訳の精度と自然な会話を保つため、ホストやネイティブと連携しながら品質を担保した。
- メディアバイヤーは、文化的ニュアンスと本物らしさが広告判断の鍵になると慎重な姿勢を示している。
2024年、ポッドキャストネットワークが番組のAI翻訳を開始したとき、メディアバイヤーは懐疑的だった。声がロボットのようにぎこちないものもあれば、翻訳が著しく不正確なものもあったからだ。
それ以来、技術は大きく進歩している。そのため、オーディオメディア大手のアイハートメディア(iHeartMedia)は時間をかけて準備することにした。アイハートメディアの幹部がDIGIDAYに、海外のオーディエンスと広告事業を拡大するため、ポッドキャストの翻訳版をいくつか公開すると語ってから1年以上がたった今。ついに番組が世に出る。
アイハートメディアは10の人気ポッドキャスト番組をAI翻訳し、6言語で配信を開始した。音声クローン技術により、番組ホストの声をそのまま再現している。
アイハートメディアのポッドキャスト部門担当プレジデント、ウィル・ピアソン氏は、「技術が十分に進歩し、これらの番組を世の中に送り出してもいいと確信できるまで、公開したくないと考えていた」と説明する。「この9カ月から12カ月、技術は飛躍的に進歩した」。
そして当然、メディアバイヤーも納得させる必要がある。
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The post AIで「声の個性」は守れるか? アイハートメディア 、ポッドキャストの多言語翻訳に本腰 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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