
- リテーラーが自らマーケットプレイスを構築する動きが世界的に加速している。
- Miraklは、リテーラー・セラー双方にとって必要不可欠な成長戦略としてのマーケットプレイス構築を推進中。
- 今後は検索・キュレーション・AIの進化、リテールメディアとの連動がマーケットプレイス成長のカギとなる見込み。
売上の拡大を狙う動きに加え、ファーストパーティデータの重要性の高まりやリテールメディアの台頭といった背景から、リテーラーが自らマーケットプレイスを構築する動きがひとつのトレンドとなっている。
「マーケットプレイスの仕組みこそが、リテーラーおよびセラー(出品者)にとって必要不可欠な成長戦略のひとつになりつつある」という考えを示すのは、マーケットプレイス構築のSaaSをグローバルで提供するミラクル(Mirakl)だ。
Digiday Japanでは、同社の米国CEOであるスコット・エッカート氏に取材の機会を得た。同氏はミラクルに移る以前、ウォルマートで次世代小売部門のシニア・バイス・プレジデントを務めており、eコマース領域にも精通した人物だ。今回は、マーケットプレイスの可能性、さらにはeコマースの将来について話を聞いた。
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マーケットプレイス型eコマースの急速な成長
――近年、グローバルなリテーラーを中心にマーケットプレイス立ち上げの動きが急速に進んでいます。この背景について、どう考えますか?
マーケットプレイスは、Amazonやウォルマートの成功が象徴的な例といえる。こうした実績があるからこそ、多くのリテーラーがマーケットプレイスに大きな期待を寄せているのは間違いない。
マーケットプレイス型のeコマースは、従来の自社販売型ECよりも速いスピードで成長しており、リテーラーにとって成長戦略の重要な選択肢となっている。
――リテーラーにとって、マーケットプレイスを導入することのメリットは何ですか?
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The post マーケットプレイス 構築は、EC戦略をどう変える? Mirakl米CEOに聞く、eコマースの将来 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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