
記事のポイント
- キジックは全米8都市を巡るモバイル試着ツアーを実施し、体験を重視したマーケティングを強化している。
- シューズの購入率は試着で75%に達することから、実体験を通じた価値訴求が中心となっている。
- 競争の激化する市場でブランドの存在感を高めるため、動画や体験イベントに注力して認知拡大を狙っている。
ハンズフリーで履けるシューズで知られるフットウェアブランド「キジック(Kizik)」は、この夏、マーケティングにおいてより「ハンズオン」なアプローチを取っている。
6月下旬、同ブランドはモバイル試着ツアーを開始し、キジックの主要市場となっている全米8都市にトレーラーで商品を持ち込む施策を展開した。7月後半には、バーベキュー中に逃げ出した犬を追いかける人々が、キジックのシューズに足を滑り込ませて駆け出す様子を描いたテレビCMも放映予定だ。また、キジックの愛用者が投稿したUGC(ユーザー生成コンテンツ)の動画も引き続きシェアしていく。
差別化されたテクノロジーの訴求
こうした取り組みはすべて、キジックの独自テクノロジーが市場のほかのフットウェアといかに異なるかを示すためのものである。キジックのシューズは「実演性の高いプロダクト」であり、試着すれば75%の確率で購入に至ると、CMOのエリザベス・ドローリ氏はインタビューで語っている。彼女は「我々の製品価値は、実際に使ってもらうか、最低でも実演を見ることで格段に伝わりやすくなる」と説明した。今回の施策は、こうしたメッセージを体験型リテール、SNS動画、そして従来型テレビ広告を組み合わせて届けるためのものである。
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The post キジック の魅力は「履いて実感」 全米8都市で体験型マーケティングの試着ツアー appeared first on DIGIDAY[日本版].
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