
- AI検索の普及により、B2B・D2C企業のCTRが大幅に低下し、検索依存型のマーケティング戦略が再考を迫られている。
- 企業はAIに適したSEOや広告文の最適化、メディア露出強化などで可視性確保に取り組んでいる。
- 一部企業はAI生成ページの活用やブランド認知重視の施策に移行し、検索依存からの脱却を図っている。
生成AIが招来する「ゼロクリック検索」は消費者の検索行動に劇的な変化を生じている。マーケティングの現場もようやくこの変化に気づきはじめたが、対応のすばやさは企業によって異なるようだ。
B2B広告主やD2Cブランドは、顧客を決済ページまで連れてくる手段として、しばしば自然検索や検索連動型広告を活用する。このマーケティング戦略がChatGPTやパープレキシティ(Perplexity)、あるいはGoogleのAI Overviewsから受けるであろう不利な影響を見越して、彼らは予防的な対策に乗りだした。
商用旅行を扱うアメックスGBT(Amex GBT)も、同社の最高マーケティング責任者(CMO)を務めるアリサ・コープマン氏によると、リードの獲得手段として検索連動型広告に大きく依存している。顧客企業は従業員の出張手配を日常的に必要としており、契約前に入念な情報収集を行うため、その過程で必然的に検索エンジンを多用する。「商用旅行の手配では、購入に至るプロセスが非常に長い」とコープマン氏は述べている。
このため、顧客がたどる従来の導線の有効性に疑問の声が上がりはじめた。「他社と同様に、我々も検索戦略を進化させる必要に迫られた」とコープマン氏は打ち明ける。
実際、変化の波は押し寄せており、コープマン氏のようなマーケターはすでに膝まで水に浸かった状態だ。
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The post 検索の時代は終わるのか? AI 時代に求められるのは「可視性」とマーケ戦略の再設計 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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