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Google の「AIマックス」はマーケターの裁量を取り戻せるのか? ロレアルも導入開始

記事のポイント

  • Googleは新広告ツール「AIマックス」を導入し、AIによる自動化と広告主の裁量を両立させようとしている。
  • 広告文の自動生成や検索語句の拡張など、柔軟な設定が可能で、成果向上と透明性の両立をめざしている。
  • すでにロレアルやマイコネクトなどが導入し、コンバージョン改善やコスト削減といった成果を上げている。

GoogleのAI戦略は急速に進展しており、従来の検索広告のアーキテクチャはその限界を見せはじめている。ユーザーの行動が、より会話的でビジュアル中心の検索へとシフトするなか、自動化の必要性は高まっている。だが、自動化には代償が伴う——マーケターたちは依然として「コントロール」を求めている。Googleの最新アップデート「AIマックス(AI Max)」は、この矛盾を解消しようとする試みである。

マーケターの声を反映した「AIマックス」

今夏に提供開始されるこの広告ツール群は、自動化の力を活かしつつ、マーケターをプロセスから排除しないというGoogleの最新の努力の結晶である。Googleの完全自動型AIプロダクト「パフォーマンスマックス(Performance Max)」とは異なり、AIマックスは、より柔軟なツールとして位置づけられており、AIをキャンペーン内でどのように、どこに使うかについて、広告主の裁量を広げている。

もしこれがややこしく感じられるなら、それもそのはずだ。Googleは、マーケター主導でAIを活用するという難題に取り組んでおり、実際、広告主への売り込み資料(ピッチデック)でも、その点が強調されている。

5月に発表され、すでにグローバルでベータ提供中のAIマックスは、AIを活用したターゲティングおよびクリエイティブツール群であり、広告主の検索キャンペーンの成果を向上させることを目的としている。Google自身の説明によれば、これは「検索キャンペーン向けの新しいワンクリック機能群」である。

では、具体的に何ができるのか?

AIマックスは、広告主が入札していない検索語句に対しても広告をマッチさせ、ユーザーの意図に基づいて広告文をカスタマイズし、自動的にブランドのランディングページへと誘導することができる。そして、これらは以下の2つの設定によって実現される。

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