
- スタートアップブランドは、売り込み感を抑えたSNS番組との提携で、カルチャーとつながるブランド認知を図っている。
- ギアやスモールズなどは、人気アカウントを通じたリアルで共感性の高い広告表現に価値を見出している。
- 従来のインフルエンサーより費用がかかるケースもあるが、バイラル性と文化的な浸透力で投資対効果を高めている。
スタートアップブランド各社は、デジタル広告の領域で試行錯誤しながら、コンテンツクリエイターとのより個性的な提携方法を模索している。
ギア(Ghia)、リトルスプーン(Little Spoon)、スモールズ(Smalls)などのブランドは、より自由なフォーマットで知名度を上げるべく、人気のSNSアカウントと契約を結んでいる。そこにはたとえば、サブウェイテイクス(SubwayTakes)のようにインスタグラム(Instagram)やTikTok向けにつくられたバイラルトークショーや、ガールズキャリングシット(GirlsCarryingShit)などのアカウントが含まれる。
SNS番組との提携で築く、オーガニックなつながり
この発想は、従来の多くのインフルエンサーに共通する「売り込む」ような投稿とは違い、オーガニックな雰囲気を保ちつつ、エンゲージメントの高いアカウントと提携して有料で拡散を図る。
これは、大手ブランドも採用している戦略である。5月、スキンケアブランドのキールズ(Kiehls)は、セレブリティのゴシップアカウント、デュモワ(Deuxmoi)と提携し、ブランドの夏のポップアップを宣伝した。その投稿には、『Vanderpump Rules』や『The Valley』といったリアリティ番組のスター、ブリタニー・カートライト氏が登場し、キールズを新しい「パートナー」として大々的に発表した。
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The post なぜインフルエンサーよりバイラル番組か? Z世代 に響くブランドの「さりげない存在感」 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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