
記事のポイント
- Metaは2026年までに広告制作の全工程をAIで自動化する計画を進めている。
- AIの導入は制作工程を効率化し、エージェンシーの役割変化を促している。
- 戦略設計や人間の監督など、AIが代替できない価値にエージェンシーは注力している。
Meta(メタ)が2026年をめどにAIによる広告制作の完全自動化を計画している。クリエイティブエージェンシーにとってそれほど意外な計画ではないものの、既存のクライアントの維持と新たな取引の開拓がこれまでよりずっと難しくなる可能性は否定できない。
ウォールストリートジャーナル(The Wall Street Journal)の報道によると、Metaは来年までに広告主がAIツールを用いて広告の制作およびターゲティングを実行できるようにしたいという。報道を見る限り、マーケターがほとんど何の制約もなく、制作の全工程を自在に自動化できるようになるもようだ。
米DIGIDAYが本稿執筆のために話を聞いた5人の業界関係者は、AIブームが続くなか、「この流れはしばらく前から予見されていた」と口をそろえる。VMLでソーシャルの責任者を務めるレイチェル・ダッツ氏は、「はじめて聞く話ではない」と指摘し、「AIに置き換えたり、自動化できない要素は一定程度残存する」と言い添えた。
これはMetaの生成AI戦略における最新の動きにすぎない。昨年、MetaはすでにAIを搭載した広告ツールの提供を開始している。これにより、画像、見出し、その他のテキストのバリエーションをAIで生成する選択肢が追加された。
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The post AI が広告の完全自動化を担いつつあるなか、エージェンシーの役割はどう変化しているか? appeared first on DIGIDAY[日本版].
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