
Googleが新機能である「AIオーバービュー(AI Overview)」を拡大させているが、パブリッシャーたちはそのAIが生成した検索結果が検索トラフィックにどの程度の悪影響を及ぼすのだろうかと懸念している。ダメージの程度を判断するには時期尚早だが、業界ではGoogleにより高い透明性を求める声が上がっている。
5月中旬に公開されたAIオーバービューについて、その影響は懸念されているよりも深刻なものになるかもしれないと危惧する企業もある。
5000もの独立系クリエイターのウェブサイトのデジタル広告販売を支援しているラプティブ(Raptive)は当初、AIオーバービューの導入によってサイト訪問者が最大25%減少し、年間広告収入は業界全体で20億ドル失われると推定した。しかしここに来て同社最高イノベーション責任者を務めるマーク・マッカラム氏は、どうやらこの予測は「最小値」になりそうだと考えはじめている。
不透明なGoogleの新機能
マッカラム氏によると、GoogleのAIオーバービューの構想は過去1年間のベータテスト版よりも「はるかに極端」であるようだ。Googleからもっと多くの情報が提供されない限り判断できないと同氏は言うが、そのような情報提供は今のところない。現在、AIオーバービューの回答に関する品質上の懸念が継続的に取り沙汰されているが、パブリッシャーにとっては透明性の欠如こそが(当面は)喫緊の課題だと同氏は指摘し、5月下旬に発表されたAIオーバービューへの広告導入は「追い討ち」となるだろうと付け加えた。
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The post AI の検索進出はトラフィックや広告の減小を招くのか。戦々恐々とするパブリッシャーたち appeared first on DIGIDAY[日本版].
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