メディアエージェンシーがAIを活用した施策の開発を進めるなか、クリエイティブ制作においてのデータやメディアツールへの依存も高まっている。
またメディアに限らずコマースやイノベーションなどに特化した各種エージェンシーも、メディアやアナリティクスに関するアプリケーションを独自に開発したりキャンペーンでAIを活用するための指針や倫理規定を定めたりするなど、AIツールを戦略に組み込みはじめている。
IPGのデザインおよびイノベーションを扱うヒュージ（Huge）ではAIを活用したクライアント案件が着実に増加しており、この分野の活動をサポートするための新たな経営体制も整いつつあるようだ。6月にはGoogleやダーリンイングレディエンツ（Darling Ingredients）、ウブロ（Hublot）といったクライアントとの案件を含め、AIの要素を取り入れた案件を25％まで増やしたことを発表した。「この数字を増やすことは意図的な努力だった」とヒュージのCEOであるリサ・デ・ボニス氏は語ったが、この25％に含まれる具体的なブランド数については言及しなかった。
AIとクリエイティブの均衡を図る
しかしジェネレーティブAIのコンテンツを増やすことは時としてクリエイティブの成果が無駄になることもあるなど、潜在的な問題もつきまとう。 ［続きを読む］
The post AI 活用が深化するなか、エージェンシーはメディアとクリエイティブのバランスをどう保つべきか appeared first on DIGIDAY［日本版］.
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