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Amazon のリテールメディアにはなく、 ウォルマートにはある独自の価値とは

10年前、ニューヨークに本社を置くエージェンシーのティヌイティ(Tinuiti)がリテールメディア部門を立ち上げて以来、同社のクライアントは口を揃えて「出稿先はAmazonでよろしく」と依頼してきた。

広告主にとって、それがリテールメディア戦略の黄金則だった。

「とりあえずAmazon」から支出先はどこへ?

ところが半年ほど前からなぜか、広告主からティヌイティへの依頼内容に変化がみられ、Amazonだけでなく多様なプラットフォームへの出稿要請が増えてきた。すでに支出先の分散が始まっているのか。

ティヌイティのコマース戦略サービス担当バイスプレジデント、エリザベス・マーステン氏によれば最近、広告主との商談がAmazon一辺倒になることはほとんどなく、ウォルマート(Walmart)、ターゲット(Target)、インスタカート(Instacart)をはじめ、多くのプラットフォームへの出稿を視野に入れたより包括的な施策が求められている。

これらはマーステン氏がたまたま遭遇した稀な事例ではない。ティヌイティが抱えるクライアントのおよそ4分の1が、リテールメディア支出の多様化へと軸足を移しつつあるとみられる。

新興プラットフォームへの流れ加速

とはいえ、Amazonが広告主にそっぽを向かれたわけではない。新たなリテールメディアプラットフォームが次々と誕生するなか、いまでもAmazonが広告予算の多くを獲得しているのは確かだ。

ウォルマートやターゲットなど、後発プラットフォームへの広告支出はことし、2桁成長を記録した。母数が小さいとはいえ、Amazonへの支出の伸びを上回る勢いを見せていると、マーステン氏は指摘する(成長率の詳細は非開示)。

これは、ティヌイティとそのクライアントに限った傾向ではない。[続きを読む]

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