
- ChatGPT経由のメディアサイトへのリファラルトラフィックが、2025年1月から4月にかけて大幅に増加し、訪問数は2倍近くに達した。
- OpenAIは検索機能を強化し、リンクを提示する仕様に変更。これにより情報元への送客が進むようになった。
- 一部のパブリッシャーは、リファラルの伸びを認めつつも、現時点ではトラフィック規模は依然小さいとの認識を示している。
ChatGPTは、より多くのトラフィックを出版社のサイトへ送るようになっている。
DIGIDAYが入手したシミラーウェブ(Similarweb)のデータによると、OpenAIの生成AIプラットフォームが外部Webサイトへ送るトラフィックのうち、2025年4月には83%がニュースおよびメディアサイト向けであり、これは2025年1月の64%から増加している。
ChatGPTからのリファラルトラフィックも、今年に入って増加を続けている。シミラーウェブのシニアインサイトマネージャーであるデビッド・カー氏によれば、ChatGPTは2025年4月にニュースおよびメディアサイト250件に対して2億4380万回の訪問を送っており、これは2025年1月の1億2320万回から98%の増加である。
BBCなどに急増、CNNは大幅減少
シミラーウェブのデータによると、2025年4月において、ChatGPTからのリファラルトラフィックのシェアが大きく増加したサイトの一部には、BBCは1月比で188.9%増の約11万8000件の訪問、フォックスニュース(Fox News)は166.3%増、約11万3000件、インディペンデント(The Independent)は157.7%増、約8万件が含まれる。
一方、先月にChatGPTからのリファラルトラフィックのシェアがもっとも減少したサイトはいくつかあった。CNNのスペイン語版は55.3%減少し、4万9000件の訪問、マムズネット(Mumsnet)は50.26%減少し、6万5000件、ハフポスト(HuffPost)は47.7%減少し、17万4000件だった。
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