
記事のポイント
- Googleは広告ビジネスに加えてクリエイティブ分野への本格進出を図り、生成AIを軸にしたコンテンツ制作支援ツールを相次いで発表している。
- 企業やエージェンシーでは、Veo 2やImagen 3などのAIツールを活用した事例が拡大し、制作時間の短縮やパーソナライズ精度の向上が実現されている。
- 一方で、Googleは著作権や合成メディアに関する倫理的課題への対応が遅れており、業界からは透明性や説明責任を求める声も上がっている。
Googleは広告費を基盤としてその帝国を築き上げてきた。そんな同社がいま、方程式の反対側、すなわち「クリエイティブ」へと目を向けている。進出の足掛かりとなるのはAIだ。
その兆候はこの1年半のあいだに複数見受けられたが、もっとも明確なシグナルとなったのが、先日開催された年次イベントGoogleクラウドネクスト(Google Cloud Next)だ。
開催地ラスベガスで、Googleは複数のコンテンツ生成ツールを発表した。内訳は、動画生成AI「Veo 2(ヴィオ)」、画像生成AI「Imagen 3(イマジェン)」、音楽生成AI「Lyria(リリア)」、カスタム音声モデル「Chirp 3(チャープ)」であり、いずれも最小限のインプットで最大限のアウトプットを引き出せるよう設計されている。
ブランドの現場でも活用進む。導入事例から見る実用性
イベントに登壇したGoogleの幹部たちは、各ツールの技術的な能力について語るとともに、ブランドやエージェンシーが実際にこれらのツールを活用し、コンテンツの制作や量産を行っている事例を積極的に紹介していた。
以下に、4月9日の基調講演で取り上げられた主な導入事例を紹介する。
[▼会員登録をして続きを読む▼]
The post Google が「クリエイティブ」に本格参入。鍵を握るのは生成AI appeared first on DIGIDAY[日本版].
Source: New feed
ABOUT ME
