記事のポイント
- Googleのダン・テイラー氏は、Googleが設定したCookie廃止のスケジュールに変更はないと確信しており、2024年末にはChromeから完全にCookieが消える予定だと述べている。
- テイラー氏は、司法省の反トラスト法違反訴訟にもかかわらず、Googleの広告ビジネスが無傷でいられると確信しており、司法省の主張に同意せず、広告ビジネスを売却または切り離すつもりはないと強調している。
- 2023年の第2四半期、トピックス（Topics）に特化したGoogle広告の実験では高い忠実性が得られたと述べており、2024年1月にChromeからCookieの1%が非推奨になった際の代替APIのパフォーマンスや広告の関連性などを評価している。
Googleに対する米司法省の反トラスト法違反訴訟と、同社が自ら定めたChromeブラウザからサードパーティCookie廃止するための差し迫った期限とのあいだで、この巨大テック企業にはやらなければならないことが数多くある。
しかし、Googleのグローバル広告担当バイスプレジデントであるダン・テイラー氏は、Googleが設定したCookie廃止のスケジュールは何も変わらないと確信しており、「Cookieは2024年末にはChromeから完全に消え去る予定だ」と話す。
テイラー氏は、米DIGIDAYポッドキャストの最新エピソードで、同氏とそのチームが2024年末の期限を前に、サードパーティCookieの代替ソリューションを軌道に乗せ、その有効性をテストし続けていることについて述べている。また、アドテクインフラにおける優位性を訴える司法省の訴訟にもかかわらず、同社の広告ビジネスが無傷でいられると確信している理由についても話している。
「司法省の主張には同意できない。我々はこの事業を売却したり、切り離したりするつもりはない。実際、我々は自分たちが生きている、経済的、地政学的、その他多くのことが不確実な時代に、我々のパブリッシャーパートナーや広告主パートナーに素晴らしいROIと素晴らしい収益化を提供できるよう、これまで以上に注力している」とテイラー氏は語った。
以下は対談のハイライトだ。わかりやすくするために若干の編集、要約を加えている。［続きを読む］
The post Google のグローバル広告担当バイスプレジデントがCookie廃止、反トラスト法違反訴訟について語る appeared first on DIGIDAY［日本版］.
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